築上町ー地元医師が掘ったトンネル『萱切隧道』
- 往診時間を短縮した『萱切隧道』
- 名の由来は地名「萱切峠」によるもので、このトンネル工事の発起人は地域の医療に貢献した医師「内野東庵」。重要な生活路であるにも関わらず険しい尾根にトンネル工事を提案し、県知事や隣接郡の町にも話しを持ちかけて、自らも還暦の祝い金として一千円(当時の国家公務員初任給50円で換算すると500万円程度)を出資し、掘削を開始、村人(近隣765名) も掘削作業に助力し素堀りのトンネルが7ヶ月で完成したとされています。還暦の東庵先生も隣村への往診が楽になった事でしょう。村人協力の本心が想像できます。
- 医師「内野東庵」は巨大な氷室も作っていた。
- 医師であった父を継いだ東庵は医療のみならず道路の整備や農民の生活向上に果樹の栽培、殖産の振興を提案し助力しています。また巨大な氷室を掘り、冬の雪を貯蔵して高熱の患者に使った事は地元でも語り継がれる偉人伝説の1つです。
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[作成]2017年07月17日