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第17回 運転と車の構造

その1

画像 最近は「ただ乗るだけ」のドライバーが大半のようである。オイル・バッテリーはスタンドで、動かなくなったら修理工場へ。何でも知ろうとか「なぜ…」と考える人が少なくなった気がする。マニュアルがないと何も出来ない不器用な人が増えてきた。だから運転は運転、構造上の事は修理屋さんへ。でも「上手な運転」をする上で、車の構造をある程度知っておく事は必要です。
例えば、スピードを出していて、急カーブに差し掛かる時はカーブの手前でブレーキをかけて減速するか、或いは、同じように手前でシフトダウンして逆にアクセルを踏んだ方が、カーブでスピン(横滑り)しなくて、スムーズに曲がる事が出来る。これは、駆動軸にはハンドルを切って回転を上げようとすると左、右で逆に回転しようとする働きのあるギア(デファレンシャルギア)があるからです。 次に四輪駆動独立懸架(四輪があまり影響されずに上下に動く)の車の方が乗り心地が良く、四輪に比較的に同じように荷重が架かるので、コーナーリングも良く安全。大半の車は前輪は独立だが、後輪は中級以上の車でないと独立していない。 安全のためにも、快適に乗るためにも、又、車を壊さないで長く乗るためにも、構造についてもっと関心を持って様々な疑問をプロにして下さい。
笑い話のようだが、以前タクシーの乗務員でも「オイ、この車オイルが少ないぞ。」と注意されてオイルキャップ(注入口)から溢れるまでオイルを入れた人がいた。

 

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