速度(スピード)について
運転者は運転中の様々な場所、場面での速度を一体どのように決めているのでしょうか。もしかすると、自分で決めて(判断)していないかもしれない。 なぜなら「何故、あなたは今、その速度で走っているの?」と質問するとその答えは、
①「流れに従って」「前車について」「みんなが…」 ②「『○○km』規制の道路だから」
大別すると、この2点を答える人が圧倒的に多い。 この2つの答えは、自分が運転する速度の決め方に
「自分にとって安全な速度」という観点が欠けていると思います。 運転者一人一人の運動能力や、危険予知能力が異なっているのです。 だから
「自分にとって安全な運転速度は、自分で決める」事が大切です。他人によって(右の①・②の様に)決められて、運転してはならないのです。 例えば、左図の様な道路状態であっても、A、B、Cの3コースによって、安全を確保して走行出来るように速度は異なります。Cのように「危険から遠ざかれば早く走れます」運転者の本能として「できるだけ早く走りたい」と思うのが常であります。
よって、自分にとって安全でしかも出来るだけ早く走るには、様々な場所、場面に応じて道路のどこを走るか、どのコースを走るかで決まるのです。 自分のスピードは、自分で決めて下さい。他人任せにしないで下さい。